はじめに

 初心者または「全く勝てないよ・・・」「どうやって戦うの?」という方は一通り目を通すことをおすすめします。他の項目も合わせてご覧いただくとなお良いと思います。

 中級者、上級者の方でも新たな発見があるかもしれません。少しでも参考になることがあればうれしいです。

 日本人強豪プレイヤー「isasasa7」さんの作成された「Gremlins, Inc. 対人戦のすすめ」も合わせてご覧ください。

 下記内容は、基本的にはフィールド1「時計仕掛けの街」について考察したものです。

 2017/11/10更新:おすすめキャラクターについて内容変更。

基本的なこと

 状況により例外はありますが、以下は基本中の基本です。

  • 金額がよほど高くない限り、警察マスでワイロは払う。
  • リスクマスで保険を買うのは、ゴールドに余裕がある場合のみ
  • ゲーム序盤から中盤は、使えるカードがなくても市場に毎回行ってスコアを売る。
  • ゲームが始まったらまずは収入を上げる

キャラクター選択

おすすめキャラクター

 キャラクターの項目も合わせてご覧ください。

 ※ルール、人数、対戦相手キャラクターによって、自キャラクターの強さは変わるので、一概に下記通りではありません。

 キャラクター選択は運の要素もあるが、初心者におすすめのキャラクターは「強いキャラクター」「手札の回転が良いキャラクター」です。

強いキャラクター

  • エンジニア
  • 秘密工作員
  • 銀行屋
  • ギャンブラー(アップデートにより弱体化したため削除)

手札の回転が良いキャラクター

  • 経営者
  • 貧乏人
  • ギャンブラー(アップデートにより弱体化したため削除)

 

 逆におすすめではないキャラクターは「弱いキャラクター」「上級者向けキャラクター」です。

弱いキャラクター

  • 亡者(アップデートにより強化したため削除)

上級者向けキャラクター

  • 商売人
  • 検事
  • 盗人

キャラクター解説

エンジニア

 特殊アビリティによる初期スコアは市場にて早々に売ろう。売ることが出来れば、序盤にゴールドに困ることは少ない。

 スコアを売って手に入れたゴールドで、銀行系継続カードや「スロットマシン」「ロボット作業員」などの継続してゴールドを得られるカードを序盤に使うことができれば、中盤以降の戦いが楽になる。

 中盤~終盤は5スコア以上が得られるカードを狙って行こう。カオスカードもぜひ使いたい。

 知事を目指すのであれば、積極的に工場で働くのも有りだろう(工場に行くだけで50ゴールド、働いて100ゴールド+悪意が-1は価値がある)。

秘密工作員

 行動順は遅いが初期位置が良いため、開始1~2ターンで目的地に行けるのであれば、積極的に犯罪カードを狙いたい。万が一捕まっても1~2ターンで出てこれる。

 秘密カードは使うと+100ゴールドなので、出来るだけキープしておきたい。

 プレイヤー争いを回避出来るため、金欠の際に、移動に気を使わなくても良い。むしろ現在位置、目的地によっては踏まれるような位置取り、あるいは不幸覚悟で相手を踏みに行ってマップ中央に移動したい。

 相手に警戒されやすいキャラクターなので、序盤は犯罪カードを手札に抱え込まないように処理していこう。

銀行屋

 とにかく何回銀行に行けるかというキャラクター。序盤は収入マスに止まりつつ、よほどの良いカード以外は無視して銀行に向かい続けよう。 

 特に序盤に警戒されやすいキャラクターなので、犯罪カードは手札に抱え込まないように処理していこう。ゲーム最初の手札交換は、多く交換しすぎると犯罪カードを引いてしまい、即逮捕ということもあるので注意。

経営者

 警察マスではなく、なるべくリスクマスに止まろう(移動に良いカードを使うと本末転倒なので、こだわりすぎないように)。 

 最初の手札交換する際、初期ターンでリスクマスに止まれるように、移動2あるいは4のカードは手札に残すようにしよう。

 初期ターンからオフィスを目指すプレイヤーがいるが、あまりおすすめはしない。序盤は銀行を目指して収入を上げ、そのついでにオフィスに寄るようにしよう。銀行→オフィス→銀行→オフィスというイメージで序盤は動きたい。理由としては、オフィスカードは弱いカードが多いため、積極的に序盤から狙いに行くカードが少ない。銀行が遠いため、他キャラよりも収入増に時間がかかりやすい。

 知事になりやすいのも高ポイント。

 「加速装置」を使えれば無双の強さ。

貧乏人

 行動順が早く、1ターンで市場に行けるため初期ターンで「オークション」や「高速+公正」→犯罪カードを狙いたい。

 宝物or地獄ロケーションが近づいたら、毎回全員のゴールドを確認しよう。他キャラでは不幸を受けてまで狙わない行動でも、悪意+1なら狙う価値があることはよくある。

 「高速+公正」や「捜査」でゴミ捨て場カードを使いたいときは、カジノでも使えることを考え、今後の展開も考えて移動先を決める。

 リスクマスよりは警察マスに止まりたい。 ワイロマスにもあまり気にせずに止まることが出来る。

ギャンブラー(アップデートにより弱体化したが、下記戦略は有効だと思われる)

 経営者と同じで、初期ターンからカジノを目指すプレイヤーがいるが、あまりおすすめはしない。銀行→カジノ→銀行→カジノという感じで序盤は動きたい。理由は、カジノに弱いカードが多いこと、ゴールドプラス系のカードが多いカジノに行くよりも、序盤は収入増のほうがメリットが大きいこと。

 初期手札に移動4のカードがあれば、ワイロマスに止まらずにショートカットが出来るため、交換せずにキープしておきたい。

 宝物ロケーションでサイコロが振れるため、他キャラよりも止まる価値が高い。

 刑務所は「ルーレット」「ゴミ」でサイコロが振れるため、刑期残り1ターンなら選んでも良い。

 サイコロを振って得られるものと逮捕ではリスクリターンが合わないため、警察マスではワイロを払おう。

亡者(アップデートにより強化。普通に戦える。)

 はっきり言って最弱キャラ。以下理由により非常に弱い。 

  • 選択出来るとはいえ、いきなり不幸を受けること。
  • 不幸を選択出来る能力は強いが、知事になるのが難しく、悪意が高いことが予想される終盤でワイロの支払いが苦しいこと。
  • 地獄カードの枚数が少なく、かつ使い勝手が悪いカードが多いこと。
  • 不幸マスカードをリスクマスで使えるが、そもそも不幸マスカードが少ないことと、「因果応報」は自分が不幸を受けてしまう状況が多いためあまり使えない。

 上記のような欠点はあるが、不幸を選択できることと、プレイヤー争いでスコアを獲得できるのは非常に強い。使っていて楽しいキャラクター。強豪プレイヤー「Standard of Ur」さんの作成した「亡者ガンギマリ戦略」も参考にどうぞ。

商売人

 スコアを手に入れて市場で売るまで、序盤の資金操りが厳しい。

 特殊アビリティの使い勝手が悪く、上級者向けのキャラクター。

 宝物マスに近づいたら移動が1or2のカードを持っていないか毎回確認しよう。

 市場でスコアを売った後は、特殊アビリティを使い、中央の不幸マスに止まって工場に行けないか検討しよう。

検事

 票を得る能力は高いが、資金難になりがちなキャラクター。

 悪意を多少溜め込んでも、知事になりやすいこと、悪意がワイロに影響しにくいため、他キャラよりも溜め込める。

 銀行が近いため、まずは銀行に止まってから警察カードを使いたい。いきなり警察カードを使って票を得るのは、他プレイヤーから狙われる原因となり、銀行に止まれなくなる、収入を上げるためのゴールドがなくなる可能性があるため。

 ゴールドが足りなくてカードが使えないと思っても、「ハンコ係」の能力でギリギリ使えるなんてこともあるため、能力を忘れないように。

盗人

 いきなり不幸を受けるのがきつい。

 犯罪カードをキープするタイミング、プレイヤー争いの仕掛け方など、上級者向けの要素が多い。特にプレイヤー争いは、相手が何のカードを使いたいのかや、絶対に使われるのを防ぎたいカードを検討し、それによって支払う金額を決める必要があるため。

 刑務所ランクを上げてスコア獲得を狙うプレイを最初からするのは無謀。

 手札公開系カードの残枚数(山札+全員の手札)は確実に把握しておきたい。

ゲーム戦略(ゲームの進め方)

概要

シンガポールサーバー及びアムステルダムサーバーのランカーセッションでのルールに基づき解説します(ルールは変更になる可能性があります)。

シンガポールサーバールール

  • 人数:2人
  • スコア:35
  • カオスカード有り

アムステルダムサーバールール

  • 人数:4人
  • スコア:30
  • カオスカード有り

シンガポールサーバー(戦術A)

序盤

 序盤がかなり重要。どれだけ逮捕されずに相手を逮捕するか、どれだけ相手と収入差を広げられるかが重要。

 途中でゴールドを得られるカードを使いつつひたすら銀行に通って収入をあげよう。収入は100前後が目安。これ以降、収入を上げるためだけに銀行に止まる必要はない。収入を上げるのもゴールドに余裕がある時のみにする。

 悪意は溜めないほうが良いが、大きなゴールドが得られる犯罪カードで悪意が増えるのは良しとする。

 警察カード(ここでは「掃討作戦」「罠」「検査」「捜査」のこと)の引き、使うタイミングが明暗を分ける。引きは運だが、使うタイミングは運ではない。警察カードを使う良いタイミングは、

  • 相手が銀行に着く直前
  • 相手の所持金が少なく、市場でスコアを売る直前
  • 相手がワープ系カードを使った直後(次のターンに強いカードを使いそうなとき)
  • 自分が犯罪カードを使う直前
  • 自分が「脱獄(秘密カードのほう)」「上告」「執行猶予」で刑務所から出た直後

逆に警察カードを使う悪いタイミングは、

  • 相手が逮捕されているとき
  • 相手が刑務所から出てすぐ(せめて相手が不幸マスを通過してから警察カードを使うようにする)

中盤

 継続カードを狙う。出来れば下記カードを作りたい。

  • 「銀行系継続カード」
  • 「加速装置」
  • 「ロボット看守」
  • 「ロボット作業員」
  • 「ロボット助手」
  • 「アストラル・エレベーター」

 基本は知事を目指して票を集める。知事になるのが難しそうなら、最初から諦める。選挙後は票が半分になるため、中途半端に票を集めてもゴールドの無駄使いになることが多い。

終盤

 序盤、中盤でリード出来ればそのままスコアを稼いで勝てる。

 また終盤になると、序盤の項目で書いた警察カードを使うタイミングが、上記に加え、相手が工場、市場、裁判所に着く直前に警察カードを使うのが有効となりやすい。

シンガポールサーバー(戦術B)

 こちらの戦術は序盤、中盤、終盤の概念があまりない。簡単に説明すると、収入や悪意にとらわれずに、スコア、ゴールド、票をガンガン獲得しようという戦術短期戦には強いが、長期戦には弱い

 戦術Aとの大きな違いが、序盤に収入を優先して上げにいかないことである。収入は銀行でカードを使用するついでに上げるようにする。

 中盤以降に知事になれたら、ワイロをガンガン受け取ってスコアを稼いでいく

 多少のリスク(犯罪カードの保持や不幸マスの通過)を背負ってでもスコアを獲得に行く

 最近は上記した戦術Aよりも、このような戦術Bが流行しているが、背景に以下のような変化があるからだと考えられる。

  • 銀行の仕様変更(収入+10するのに、以前は50ゴールドだった)
  • コストの低いスコア獲得カードの増加(リスクオーマチック、ビジネス開発、ペレストロイカ、ロボット銀行家など)
  • 無償でのスコア、ゴールド獲得カードの増加(邪悪の像、有毒廃棄物、不正流用、禁輸品など)
  • 下位キャラクターの強化(上位キャラクターの弱体化ではなく、下位キャラクターを強化したことにより、ロケーションへの依存度が下がった)
  • プレイヤーの習熟によるスコア獲得の効率化(スピードアップ化)

アムステルダムサーバー

序盤

 それほど重要ではない。むしろ序盤でリードを奪っても意味がないことが多い。悪意を溜めてまでリードすると、ゲーム全体で考えるとマイナスに働くこともある。

 まずは収入をあげる。80~100以上まで上げてしまうと他プレイヤーから集中攻撃を受けてしまう恐れがあるため、目安は50~70程度。これ以降、収入を上げるためだけに銀行に止まる必要はない。収入を上げるのもゴールドに余裕がある時のみにする。

 次に票を上げる。相手に政治家、検事、経営者がいて、相手の票数次第で知事になるのは諦めても良いが、1~3票くらいは持っておいたほうが良い。理由は、票を払って使うカードは強力なカードが多く、いざという時にそれらカードが使えないという状況を防ぐことと、オフィスで票が売れれば・・・という状況がかなりあるため。

 ゴールドはあるに越したことはないが、ゴールドよりも収入、票のほうが重要度は高い。ただしゴールドを使って票を上げまくったが知事になれなかったという状況は避けたい。知事になれるかどうかの見極めはかなり重要。

 悪意はかなり重要(軽視しているプレイヤーもたまにいるが)。知事を目指すのであれば悪意は1番低い状態を目指す。そうでなくても序盤から悪意が1番高いという状況は避けたい。序盤から悪意が1番高いと、「因果応報」のターゲットになり、中盤以降も悪意が高い状態が続きやすい。そうなるとワイロ払いが非常に苦しくなることと、「密告」「正義執行」「道楽」などのターゲットになりやすいため。そのため序盤では、悪意を背負ってまで「罠」を使うのは避けた方が良い。

  スコアについては、市場で売れる程度のスコアを確保しておけば良い。

 序盤に1~2回程度の逮捕は勝負にほとんど影響はないため、諦めてはいけない。

中盤

 継続カードを狙う。出来れば下記カードを作りたい。

  • 「銀行系継続カード」
  • 「加速装置」
  • 「ロボット看守」
  • 「スロットマシン」
  • 「自動交通整理員」
  • 「リサイクラー」
  • 「官僚ロボ」

 相手キャラクター、手札、ゴールド、票の状況を考えて知事を狙うかどうか決める。序盤の項目でも書いたが、ゴールドを使って票を上げまくったが知事になれなかったという状況は避けたい。

 この時点で攻撃対象を見誤るプレイヤーがかなりいる。見誤ってしまうと、自分、相手ともに良い結果は生まれにくい(首位でない相手を攻撃すると、相手から復讐されてしまい、共倒れになることがある。)中盤では首位を攻撃することが重要。自分が首位の場合は、攻撃を受けるのを覚悟しておこう。

 首位の見極めは非常に難しいが、スコア、ゴールド、票、収入、悪意はもちろん考慮するが、知事が誰か、現在位置、継続カード、キャラクターの強さなどによって総合的に判断し、毎ターン変化する。具体的な順位の判別法については検討中。

終盤

 何位を目指すかを考える。1位になれない場合は躊躇なく2~3位を目指す

 終盤になると、相手の順位の見極めに相手の位置が非常に大きなウェイトを占めるようになる。特に、工場、地獄、アストラル界、市場に近いプレイヤーには注意を払う必要がある。

目次

【Gremlins,Inc攻略】トップページ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。